
不動産投資で物件購入前に行うのが、「買い付け」。
「買い付けって何?」
「どんなことをするの?」
「買付申込書を提出したら、購入決定なの?」
この記事では「買い付け」に関する疑問を解消します。
不動産投資では必ず通る道なので、事前にチェックしておきましょう。
「買い付け」とは?
不動産投資での「買い付け」とは、
「この物件を買いたいです!」
という意思表示です。
気になる物件を見つけたら、不動産会社に「買付申込書」を提出します。
「買付証明書」・「購入申込書」とも呼ばれます。
書式は決まっていないので、仲介会社から一部もらうか、自分で作成します。
主に以下の項目を記載します。
- 希望物件の情報(物件名称・所在地・敷地面積・部屋番号など)
- 支払い方法(手付金・融資額・ローン特約など)
- 有効期限(書面の期限・引き渡し日など)
- 希望金額
なお、希望金額で通ることはまれです。
売主との交渉を行い、最終的に決定します。
ちなみに、販売価格よりも安い価格を提示することを「指値」、高い価格を提示することを「買い上がり」と言います。
「買い付け」は購入を前提に条件を話し合いたいという報告なのです。
疑問①必ず買える?
「買付申込書」を提出した時点では、まだ購入は決定していません。
他にも購入希望者がいる場合、売主が「買付申込書」を比較検討します。
特に見られるのは、ローンの有無と購入金額。
売り主側は、ローンではなく現金で、高額を提示した人を選ぶでしょう。
疑問②キャンセルはできる?
「買い付け」後でもキャンセルは可能です。
法的な効力はなく、ペナルティも課されません。
他の物件が気になったなら、取り下げても構いません。
しかし、仲介業者からの信頼を下げてしまいます。
今後、良い物件があっても紹介してくれなくなることも。
「買付申込書」を書く前に、慎重に考えたほうが良いでしょう。
疑問③できるかぎり安く買いたいんだけど?
「買付申込書」に極端に低い希望金額を書くと、交渉へ発展しないケースも。
いくらに設定すればよいか悩むなら、仲介業者に相談したほうがベターです。
コストを抑えたい気持ちはわかりますが、売主の立場になって考えましょう。
まとめ
不動産投資における「買い付け」についてまとめました。
「買い付け」とは、購入希望金額などを入力した「買付申込書」を提出すること。
これで、売主との相談をスタートできます。
なお、キャンセルも可能ですがあまりおすすめしません。
今後の物件探しが難しくなる危険性があります。
また、希望金額を大幅に下げるのもNGですよ。
「買い付け」び場面では、仲介業者・売主とうまく折り合いをつけていきましょう。