
不動産の融資と言っても様々な種類があります。
高額を借り入れ、これからの人生で返済していくことになります。
そのため、自分のライフスタイルに合った融資を選べるかどうかが重要です。
融資を選ぶ際のポイントを知りましょう。
①「アパートローン」と「プロパーローン」
不動産投資の融資は「アパートローン」と「プロパーローン」に分けられます。
「アパートローン」はパッケージ化されているので、審査方法や基準が開示されています。
審査期間も短く、利用しやすい融資です。
デメリットは金利が高いことでしょう。
一方で「プロパーローン」はオーダーメイドです。
事業者向けのローンのため、実績・財政状況・物件などを総合的に判断されます。
審査期間は長くなる傾向にあり、合格が難しいです。
ですが、限度額は高く、金利は低い傾向を持っています。
「アパートローン」はサラリーマンの副業向け、「プロパーローン」は本格的に投資したい方向けです。
②「変動金利」と「固定金利」
融資の金利(「変動金利」・「固定金利」)によってトータルの返済金額が変わります。
「変動金利」の場合、定期的に金利が見直されます。
一般的に金利は低く設定されているので、そのまま変わらなければお得です。
しかし万が一金利が上昇してしまうと、返済が苦しくなる可能性も否めません。
逆に「固定金利」は金利は変わらない、つまり返済金額も変わりません。
「変動金利」よりも金利は高めですが、収支計画が立てやすいというメリットがあります。
「変動金利」はある程度資金に余裕を持っている方、「固定金利」は子どものいる家庭に向いています。
③「元利均等返済」と「元金均等返済」
返済の方法にも2種類あり、「元利均等返済」と「元金均等返済」と言います。
「元利均等返済」は返済額(元金+利息)が一定で、ライフプランが立てやすいです。
ただ、「元金均等返済」と比較すると合計の返済金額は多くなってしまいます。
「元金均等返済」の場合は、返済額(元金+利息)が少しずつ減っていきます。
つまり、返済をスタートする際に大きな負担がかかります。
審査時にも高い収入が求められます。
「元利均等返済」は返済開始時のコストを抑えたい方、「元金均等返済」は全体のコストを抑えたい方に向いています。
まとめ
不動産投資には融資を利用する方がほとんどです。
3つの観点から、自分に合った融資を探しましょう。
- ①「アパートローン」と「プロパーローン」
- ②「変動金利」と「固定金利」
- ③「元利均等返済」と「元金均等返済」
無理なく不動産投資を行っていきたいですよね。