在宅ワークの「テープ起こし」とは?1時間12,000円って本当?

代表的な在宅ワーク、「テープ起こし」。

どんなお仕事なのか、細かくは知らない・・・。

自分でも出来るのかな・・・。

パソコンがあれば稼げるって聞いたけど、本当?

という方のために、「テープ起こし」の基礎知識をまとめました。

報酬金額の目安や単価アップのコツも解説します。

自宅で働きたい方、スキマ時間を有効活用したい方、要チェックです!

「テープ起こし」とは?

「テープ起こし」は、音声を聞きながらテキスト化するお仕事です。

名前の通り、以前はテープレコーダーがメインでした。

近年では、ボイスレコーダーなどに録音された声をパソコンに取り込んで、文字へ変えていきます。

「文字起こし」、「音声起こし」とも言います。

例えば、

  • 会議
  • セミナー
  • インタビュー
  • 対談、座談会

といったシーンに使われます。

また、翻訳を含む場合もあります。

英語などの外国語を聞き取り、日本語へとデータ化していきます。

最近特に増えてきたのは、動画(YouTube)からの「テープ起こし」です。

解説を字幕として表示させれば、視聴者から喜ばれるためです。

スマホでの録音・録画も簡単なので、案件数は多め。

さらに、主婦に嬉しい点も。

  • やり取りはすべてネット上で完結するため、在宅可能!
  • スキルは必要なく、パソコンを持っていればOK!

専門知識もいらず、始めやすいんですね。

もしもタイピングが早ければ、十分な収入を得られるはずです。

「テープ起こし」は、聞き取りと入力ができるなら誰でも始められます。

「テープ起こし」の基礎知識

「テープ起こし」について、さらに詳しくチェックしましょう。

この項では、始める前に知っておきたい点を紹介します。

「テープ起こし」の報酬金額は?

「テープ起こし」を行った場合、いくらもらえるのでしょうか。

相場は、音声データ1分あたり200円。

1時間であれば、12,000円程度という計算です。

文字数で設定する場合もあり、1文字あたり1円、1時間分は15,000円が目安です。

「1時間で1万円以上!?稼げる!」

と思った方もいるでしょう。

しかし、1時間のデータが、1時間でテキストに変換できるという意味ではありません。

一般的に「テープ起こし」に要する時間は、音声の3倍〜7倍。

音声を流しては止め、打ち込み、専門用語や聞き取れない単語を調べ、また流して・・・を繰り返します。

ベテランでも、1時間分を5時間以上かけて行うケースもあるのです。

慣れない初心者では、同じ量でも1日〜3日を要するかもしれません。

なお、納期が短い場合は、特急料金として追加費用を請求できることも。

長く続けることで、スピードや精度が上がり、収益も増えることでしょう。

「テープ起こし」は主に3種類

「テープ起こし」と一言で言っても、いくつかのパターンに分けられます。

受注する際に指定されるので、以下の3種類を覚えておきましょう。

まず、「素起こし」。

発言内の「あー」、「えー」なども含む、聞いたままの内容を書き起こします。

「丸起こし」とも言います。

ふたつめは「ケバ取り」。

「素起こし」とは異なり、「あー」や「えー」は除きます。

在宅ワークとしては、この「ケバ取り」が最もメジャーです。

最後に「整文」。

「ケバ取り」後、話し言葉から書き言葉へと変えます。

対談集として出版するためのものです。

取り組む前に、必ずどのタイプを求められているかを確認しましょう。

「テープ起こし」を始めるには?

「テープ起こし」を受注したいなら、クラウドソーシングサイトがおすすめです。

  • ランサーズ
  • クラウドワークス

などの大手サイトは登録無料、案件を探しやすいです。

詳細は以下をお読みください。

在宅ワークなら「クラウドソーシング」!おすすめサイトの特徴まとめ

納期は設定されていますが、自宅で調べながらマイペースに進められます。

家事・育児の合間にも対応可能で、忙しい主婦にも向いています。

「テープ起こし」デビューの場として最適なので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

単価アップを希望するなら、実績を積みながら、タイピング速度や国語力・ニュースへの関心を高めましょう。

さらに資格を取得すると、クライアントから信頼され、案件獲得率も上がります。

「文字起こし技能テスト」や「タイピング技能検定」に申し込んでみてください。

また、慣れてきたら、「テープ起こし」専門会社と契約するのも良いでしょう。

例えば、

  • 東京反訳
  • コエラボ
  • テープリライト

などの求人情報をチェックしてみましょう。

経験年数など応募資格やトライアルを定めている企業もあります。

「テープ起こし」を始めるにはスキルは不要ですが、稼ぐにはスキルを磨いていかなければいけません。

まとめ

パソコンがあれば始められる、「テープ起こし」。

会議などの音声を文字にする仕事です。

相場は1分あたり200円(または1文字あたり1円)。

要望に応じて、「素起こし」・「ケバ取り」・「整文」を行います。

ネット上で音声データの受け取りからテキストデータの納品までを行うため、自宅にいながら稼げます。

クラウドソーシングサイトや専門会社から案件をもらいましょう。

「テープ起こし」を極めたら、安定した収入を見込めますよ。