
高校生・大学生でも手軽にお小遣い稼ぎできるメルカリ。
ただ、せっかく利益が出たとしても急にペナルティを課される場合があります。
取引キャンセル、商品の削除、利益の出金停止・・・。
「知らずにメルカリ規約違反をしてしまって、利用制限になった」なんてイヤですよね。
今回は意外と知られていないメルカリの規約違反を紹介します。
しっかりとルール・マナーを守ってメルカリを利用しましょう。
①極端な価格をつける
メルカリに出品する際、販売価格を自分で決めることができますね。
「この本は1,000円くらいかな。」
「この服はブランドだから高くしようかな。」
学生さんにとって価格決めはあまりした経験がないと思います。
でも、適当に値段をつけちゃダメですよ。
メルカリのユーザーやメルカリ事務局(運営)が困る価格は避けましょう。
具体的には、
- 300円未満
- 999万9999円以上
は規約違反になります。
メルカリでは極端な販売価格をつけないようにしましょう。
②受取評価を催促する
メルカリで取引が決定し、商品を送った後は早めに受取評価が欲しいですよね。
受取評価が届いてから売上金が入りますから。
でも、商品の到着前に、購入者に受取評価を「早くして」「今日中にして」と言うのは規約違反になります。
これはメルカリが「エスクロー決済システム」を利用しているためです。
「エスクロー決済システム」とは売る人・買う人・お金を預かる人(サービス会社)の三角関係です。
「エスクロー決済システム」を使ったメルカリで売買成立すると、このような流れになります。
- (買う人がサービス会社へ)支払う
- (サービス会社が売る人へ)支払い確認を通知
- (売る人が買う人へ)商品を発送
- (買う人がサービス会社へ)商品の受取を通知
- (サービス会社が売る人へ)売上金を支払い
もしも商品の受取をしていないのに「受け取った」と通知すると、サービス会社はお金を支払ってしまいます。
「やっぱり届いてませんでした」とトラブルが発生したら大変です。
だからメルカリは「エスクロー決済システム」の流れ通りに進んでね、受取前に受取評価を催促しないでね、と言っているのですね。
③無断転載する
メルカリに商品登録するときは画像や説明文を入力しなければいけません。
「面倒くさいなあ・・・。そうだ、コピペしちゃお!」と思う人もいますよね。
実際、メルカリの商品一覧を見ると、同じような画像や説明文が出回っています。
でも画像や文章を無断転載するのは規約違反なんです。
- 商品の公式サイトから画像・文章をコピペ
- 他のメルカリユーザーから画像・文章をコピペ
こういったことはメルカリ的にNGですし、肖像権や著作権違反にもなります。
面倒でも、メルカリでは自分で写真を撮って、自分で説明文を入力しましょう。
④アカウントを複数使う
メルカリアカウントは1人につき1つだけ。
複数アカウントを利用するのは規約違反です。
いくつかアカウントがあれば「出品用」「購入用」と分けられるので便利そうですが、なぜ禁止されているのでしょうか?
理由は「マネーロンダリング」を避けるためです。
「マネーロンダリング」とはお金の出どころを隠してしまう手法です。
例えば犯罪で手に入れたお金。
「誰が」使っていたか分からなくするために、複数の名義・口座を使って送金を繰り返します。
メルカリは「マネーロンダリング」対策として、身元が確認できる状態にしているんですね。
高校生・大学生の皆さんには「そんなことしないよ」と思うかもしれませんが、悪い大人はいるのでこういった防止策が必要なんです。
また、メルカリアカウントに関する規約は他にもあり、
- 親や知り合いの名義でアカウントを作る
- 外のアカウントになりすます
- アカウントを譲渡・売買をする
なども違反なので覚えておきましょう。
⑤個人情報を売る
メルカリには本や洋服・ファッション小物など、いろんなアイテムを出品できます。
でも、何でも売っていい訳ではなく、規約違反になるものも含まれます。
特に注意したいのが個人情報です。
名前・住所・メールアドレス・電話番号・顔写真など、個人を特定できる情報です。
例えば、中学・高校・大学を卒業すると卒業アルバムや名簿がもらえますね。
卒業アルバムや名簿には顔や名前・学籍番号などが載っています。
「マニアにウケそう」「要らないから」と売却してしまうと、悪い大人の手に渡ってしまいます。
いつか友達やあなた自身の自宅に知らない人がやってきて、強盗や嫌がらせをしてくるかもしれません。
家族やまわりの人を守るために、個人情報が載っていそうなものを出品するのはやめましょう。
まとめ
高校生・大学生の皆さん、メルカリを使う以上ルールを知っておきましょう。
意外と知られていない規約違反についてまとめました。
- ①極端な価格をつける
- ②受取評価を催促する
- ③無断転載する
- ④アカウントを複数使う
- ⑤個人情報を売る
「いつの間にか違反していて、ペナルティになった!」ということのないよう、しっかり確認しておきましょう。