
不動産投資では部屋を貸すことで利益を出します。
長い間管理していると、どうしてもトラブルが発生してしまいます。
「家賃が入金されていない!」
「隣の人がうるさいとクレームが届いた!」
「災害に遭ってしまった!」
今回はよくあるトラブル3選と対策方法を紹介します。
トラブル①家賃滞納
もっとも注意したいのは家賃を払ってくれないトラブル、つまり「家賃滞納」です。
原因はさまざまですが、
- ただ忘れていた
- 旅行・病気などで長期間出かけていた
- 金銭的余裕がない
- 行方不明・音信不通
- 払う気がそもそもない
が考えられます。
家賃滞納に気づいたら、すぐに管理会社またはオーナー(あなた)から催促しましょう。
手段は口頭・電話・手紙なんでも構いません。
一般的に、2ヶ月分の家賃滞納が認められたら法的手段を取ります。
内容証明郵便で督促状を送り、それでも支払わないなら賃貸契約の解除も可能です。
そもそも、入居の審査を慎重に行うのが一番大切です。
トラブル②騒音クレーム
対応に困ってしまうのが、騒音の苦情です。
「足音・ドアの開け閉めの音がうるさい!」
「夜中まで騒いでいる!寝られない!」
「ずっと楽器を演奏していて、迷惑!」
といったクレームです。
生活する以上音が発生してしまうのは仕方ないのですが、限度を超えると問題に発展します。
管理会社・オーナーとしてできることは、
- 掲示板に張り紙を張る
- 個別に注意をする
- 周辺の住民への聞き取り
でしょう。
騒音を出している入居者が生活態度を改めない場合、退去も可能です。
その前に客観的なデータ(頻度・発生時間など)と、十分な話し合いをしましょう。
初期の段階から記録を残しておけば、退去の正当な理由になります。
トラブル③自然災害
自然災害はいつどこで起きるか分かりません。
地震・台風・火災で経営が危ぶまれることもあります。
対策としては、物件購入前にハザードマップ(災害予測図)を確認しましょう。
浸水エリアや浸水の深さなどを読み取り、事前に建物・外構への影響を考えます。
建物の安全性を確保するのはオーナー(あなた)の義務です。
また、保険の見直しも重要です。
火災保険の補償内容は、火災だけでなく、
- 風災
- 水災
- 盗難
- 水漏れ
- 破損
などもカバーしているものを選びましょう。
合わせて地震保険にも加入しておきます。
被害を最小限に抑えるために予防策を取りましょう。
まとめ
不動産経営中のトラブルはスムーズに解消したいですよね。
- トラブル①家賃滞納
- トラブル②騒音クレーム
- トラブル③自然災害
これらは不動産投資の中で避けられないリスクです。
住民を安心させるため、そして安定した利益を確保するため、できる限りの対策を施しましょう。