
学生がメルカリで利益を出している場合、「確定申告」は必要なのでしょうか?
「着なくなった洋服を売った。」
「プレイしなくなったゲームソフトでお小遣い稼ぎした。」
「そもそも確定申告って何?」
「稼ぎすぎると税務署に目をつけられる」という噂を聞いたら、心配になりますよね。
今回はメルカリに出品した経験のある学生さんに向けて、「確定申告」を説明します。
確定申告とは?
「確定申告」とは、1年間(1月1日〜12月31日)の所得を自分で計算して納税することです。
メルカリで月に数千円のお小遣いを稼いでいる程度なら、気にしなくても大丈夫です。
もしもアルバイトをして給与をもらっていて、メルカリで20万円以上の所得が発生したら「確定申告」をします。
アルバイトをしていなくて、メルカリで38万円以上の所得が発生したら「確定申告」をします。
ちなみに「所得」は単純な売上金ではありません。
売上金から取引に使ったお金(経費)を差し引いた金額です。
「確定申告」の期限は2月16日から3月15日の間です。
(※2019年度の期限はコロナの影響で4/16までに延長されました。)
メルカリ公式の見解
メルカリで取引を行って利益が出たら、絶対に「確定申告」が必要なのでしょうか?
簡単に言うと、不用品を売った利益には税金がかかりません。
メルカリ公式ガイドでは、確定申告に関して以下のように記されています。
洋服や生活用品等の不要品を売却した収入は、所得税の課されない譲渡所得となるため基本的に課税されません。(1点30万円以上の貴金属、美術品等の売買による所得は所得税の課税対象となります)
もし不安なら、税務署やまわりの大人に相談するほうが無難です。
転売は確定申告が必要
問題は、メルカリで「売れる」と思って仕入れて出品した利益です。
つまりガッツリ転売・せどりを行っていて、以下の条件に当てはまるなら確定申告しなければいけません。
- アルバイトをしている(=給与所得がある)方は、所得が20万円以上
- アルバイトをしていない(=給与所得がない)方は、所得が38万円以上
メルカリで毎月数万円を稼いでいるなら、1年間の合計売上金額と送料や梱包費などの経費を計算しましょう。
ある程度お金を稼いだら、税金を支払わなければいけないのです。
まとめ
学生がメルカリで稼いだら「確定申告」が必要か?についてまとめました。
売るものや所得金額によって変わってきます。
不用品を売っているだけ・毎月数千円の利益のみ得ているなら、しなくても構いません。
- アルバイトをしていて、メルカリの所得が20万円以上
- アルバイトをしていなくて、メルカリの所得が38万円以上
このどちらかに当てはまるなら、「確定申告」しなければいけません。
2月16日から3月15日までに、まわりの大人に協力してもらい、納税しましょう。