
不動産の売買契約書、なんだか難しいイメージがありませんか?
「瑕疵担保責任って何?」
「よく分からないけど、とりあえず署名しちゃおう。」
「仲介会社に任せてくださいって言われたから、自分で調べなくてもいいか。」
と思っていると、のちのちトラブルが発生するかもしれません。
サインする前に確認しておきたいポイントを紹介します。
不動産投資をスムーズに行うために、確認しておきましょう。
ポイント①瑕疵担保責任
「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」とは、欠陥があった場合の対応に関する項目です。
例えば、
- 雨漏り
- シロアリ
- 土壌汚染
- 埋設物
などを発見したとします。
「補修費用は売主が負担するか買主(あなた)が負担するのか?」を決めます。
購入物件が住居に向いていないと分かったとき、契約を解除できるという文も加えましょう。
ここを曖昧にすると、トラブルに発展しやすいのです。
一般的には瑕疵担保責任の期間は2年、新築なら10年です。
ポイント②融資特約
「融資特約」とは「住宅ローン(融資)の審査が通らなければ白紙解除する」という内容です。
「ローン特約」とも言います。
物件を購入する際に金融機関の融資を活用する方は多いですよね。
順番的には、売買契約後に不動産投資ローンの本申し込みをします。
万が一申請が通らないときには、購入代金を用意できません。
さらに手付金も買主に戻る条件にしておくと、無駄な出費が減ります。
ポイント③支払時期・方法
売買契約にはいくつかの段階に分けて支払いをします。
そのため、手付金・(中間金・)残代金それぞれの支払日・金額を記載しましょう。
通常、手付金は購入金額の5%〜10%で、残代金支払いは物件の引き渡しと同時に行ないます。
決済までの期間を融資特約期間としておくのがベターです。
ポイント④付帯契約
「付帯契約」は中古物件を購入する際には必ず確認しましょう。
- 管理契約
- プロパンガス契約
- インターネット契約
などの引き継ぎに関わります。
売買契約書に記載されていないものは引き継がなくても構いません。
まとめ
不動産物件を購入するなら、契約の内容をしっかり理解しましょう。
後悔しないよう、不明点は確認しておくことが大切です。
特に押さえておきたい部分は以下の4点です。
- ポイント①瑕疵担保責任
- ポイント②融資特約
- ポイント③支払時期・方法
- ポイント④付帯契約
不動産投資はリターンが見込める反面、非常にお金がかかります。
買主側(あなた)にとって不利ではないか、契約書を入念にチェックしてください。
売買契約について多くのことを知り、上手に資産運用をしましょう。