不動産投資の「買い付け」とは?気になる3つの疑問も解消

不動産投資で物件購入前に行うのが、「買い付け」。

買い付けって何?

どんなことをするの?

買付申込書を提出したら、購入決定なの?

この記事では「買い付け」に関する疑問を解消します。

不動産投資では必ず通る道なので、事前にチェックしておきましょう。

「買い付け」とは?

不動産投資での「買い付け」とは、

この物件を買いたいです!

という意思表示です。

気になる物件を見つけたら、不動産会社に「買付申込書」を提出します。

「買付証明書」・「購入申込書」とも呼ばれます。

書式は決まっていないので、仲介会社から一部もらうか、自分で作成します。

主に以下の項目を記載します。

  • 希望物件の情報(物件名称・所在地・敷地面積・部屋番号など)
  • 支払い方法(手付金・融資額・ローン特約など)
  • 有効期限(書面の期限・引き渡し日など)
  • 希望金額

なお、希望金額で通ることはまれです。

売主との交渉を行い、最終的に決定します。

ちなみに、販売価格よりも安い価格を提示することを「指値」、高い価格を提示することを「買い上がり」と言います。

「買い付け」は購入を前提に条件を話し合いたいという報告なのです。

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疑問①必ず買える?

「買付申込書」を提出した時点では、まだ購入は決定していません。

他にも購入希望者がいる場合、売主が「買付申込書」を比較検討します。

特に見られるのは、ローンの有無と購入金額。

売り主側は、ローンではなく現金で、高額を提示した人を選ぶでしょう。

疑問②キャンセルはできる?

「買い付け」後でもキャンセルは可能です。

法的な効力はなく、ペナルティも課されません。

他の物件が気になったなら、取り下げても構いません。

しかし、仲介業者からの信頼を下げてしまいます。

今後、良い物件があっても紹介してくれなくなることも。

「買付申込書」を書く前に、慎重に考えたほうが良いでしょう。

疑問③できるかぎり安く買いたいんだけど?

「買付申込書」に極端に低い希望金額を書くと、交渉へ発展しないケースも。

いくらに設定すればよいか悩むなら、仲介業者に相談したほうがベターです。

コストを抑えたい気持ちはわかりますが、売主の立場になって考えましょう。

まとめ

不動産投資における「買い付け」についてまとめました。

「買い付け」とは、購入希望金額などを入力した「買付申込書」を提出すること。

これで、売主との相談をスタートできます。

なお、キャンセルも可能ですがあまりおすすめしません。

今後の物件探しが難しくなる危険性があります。

また、希望金額を大幅に下げるのもNGですよ。

「買い付け」び場面では、仲介業者・売主とうまく折り合いをつけていきましょう。